今日も地球の名物、酸素がおいしいです

プップクプーのプーです 地球には何十年か前に来ました

またまた甲子園 ※ドラフトは見逃しています

ドラフトが過ぎてから、まだまだ私の心は高校球児に支配されています

 

夏に思う存分泣いた、金足農業高校の決勝戦を思い出してウルウルしています

 

スター性抜群な吉田選手の奮闘も、もちろん感動ものでしたが

私は、打川選手という、六回から登板した選手に当日からウルウル三昧です

 

この夏、甲子園決勝の五回まで、一回もマウンドを降りなかった吉田選手

秋田の農業高校で、しかも秋田勢103年ぶりの決勝戦

 

その決勝戦で、この夏、平成最後の夏に、初めて登板した彼

 

試合のあと、打川選手は語ったそうです

 

「吉田がいる限り、エースにはなれないと思った。他の高校に行こうと思った。でも、吉田と一緒に野球がしたかった。いつでもマウンドに上がれるように、準備はしていた。」

 

彼はもともと、中学時代、名の知れた有望な投手だったそうです

きっとエースになりたかったはずです、というよりなれた選手だったとのこと

金足の監督も「吉田がいなければ、文句なくエースの人材」と語ります

 

でも、中学時代から一緒に野球をしていた吉田選手に、金足に一緒に行こうって、誘われたんですって

 

迷ったでしょうね。全球児の中でも一番と謳われるピッチャー吉田選手に誘われる

自分は、エースにはなれないだろう。

でも、こいつと野球がしたい。

こいつとなら、甲子園に行けるかもしれない。

 

中学生のある種残酷な無邪気さ、でも、ただこいつと野球がしたいという美しい心に、もうこの時点でウルウルですが

 

その後、やはり金足のエースは吉田選手となり、吉田選手の好投と、チームメイトの熱い絆、パワフルなプレーで、横浜高校などの名門高校を次々に撃破し、辿り着いた決勝戦

打川選手は予選からずっと野手として、出場していました

 

田舎の公立高校だったため、甲子園の決勝戦に向けて、資金が底をつき、高校が寄付を募ったこともニュースになりました

 

勝戦の相手である大阪桐蔭高校が気の毒になるような、そして金足農業の選手達がプレッシャーを感じるような、日本中が金足農業を応援している雰囲気

 

勝戦、やはり疲れている様子の吉田選手

予選から、ずっと一人で投げ続けた彼の、この夏の球数は、800球を超えました

大阪桐蔭の強力打線に次々打たれる金足農業

 

 

気づくと、点差は11点

吉田選手は、励ましにマウンドに駆け寄った、仲のいい菅原選手に言ったそうです

「もう投げれない」と

 

負けん気の強いという吉田選手が、初めて言った、マウンドを降りたいという一言

 

チームメイトはそれを受け止め、キャプテンと吉田選手は監督にピッチャー交代をお願いしたそうです

 

 

そこで登板したのが、打川選手です

当日は、応援していた方々の中で、打川が打ってたのに投げる!?投川だ、なんて冗談が言われていたそうです。なぜなら、彼は打者として大活躍していたからです

 

 

この夏一回も登板していない彼

吉田と野球がしたい。という気持ちでここまで来た、打川選手

客席、テレビの前、色んなところで、この子大丈夫だろうか、という空気

 

でも彼が放った球はその全てを黙らせました。

吉田選手のような実力はなかった。

しかし、140キロ近い球速に、吉田選手に伝授したというキレのあるチェンジアップ。

でも、その後最強の大阪桐蔭相手に、三奪三振。(しかも、そのうち一つは、ドラフトでロッテが一位指名した、4番藤原選手です!)三回一失点。十分に抑えました。

 

 

彼も、吉田選手に何かあったときのために、ずっと準備していたそうです

しかし、それが甲子園の決勝戦だなんて、誰が思ったか。

そんな、まるでドラマ。映画。

 

 

 

大阪桐蔭高校からは、4名のプロ野球選手が生まれます。

そんな大阪桐蔭相手に、吉田がいる限りマウンドに上がれないけど、それでも、と決意した若き少年は、甲子園の決勝戦でマウンドに上がって、勝負したのです

 

 

泣けるーーー。笑

そうなんです、私ミーハーなところがあって、笑

 

 

試合終了後も、まるでアイドルのような綺麗な顔をした吉田選手は、讃えられ、進路が注目され、メディアは華々しく扱いました

 

その陰で、打川選手の好投と、友情に泣けたのは、きっと私だけではありません。

 

打川選手の好投には、様々な意見があるということは、目にしました

 

どうしようもないほどの点差がついており、打川選手は気負わず投げることができたこと。

大阪桐蔭は、情報のないピッチャーに攻めて打つ高校ではないこと。また、点差があるため、もしかすると、手加減をしたのかもしれないこと。

 

 

試合終了後のインタビューで彼が語った、

「一生の思い出になる夏だった」という言葉の重みに感動です

 

秋田に飛行機で降り立った彼らを迎えたのは、たくさんのファンと、女性たちからの「よ、し、だ、くーーん」という黄色い声でした

 

 

吉田選手、日本ハム日本ハムは、私のようなあまり知識のない者から見ると、スター性のある選手が在籍している(していた)イメージが強くあります

頑張ってください!期待が重く、つぶれそうになるかもしれないけど。プロはさらに厳しいかもしれないけど。がんばれーー

 

打川選手、大学進学が決まったそうですね!応援しています。

私は、野球に興味がありませんでした。これからは、君のファンです。

熱い気持ちが伝わりました、かっこよかった!

 

 

そして、熱く語る私ではありますが、タイトルにもありますように、ドラフトは見逃しました。その程度の、私でございます。そう、先ほども申し上げました、ミーハーぶり。夏が終わると全て忘れるんだな、と自分で目を細めて自分を睨む。

 

ちーん。

おやすみなさい。