落ちてしまったぁ メンヘラは大変だ の巻
久しぶりに落ちちゃった
心の深い井戸の中で、久々に絶望と対峙している。絶望に、見逃してくれとすがっている。泥水が靴の中に入る。寒くなってくる。さっきより水かさが増している。
このまま、真顔でこちらを見つめる絶望と、運命を共にしろと?
薬がうまく飲み込めなくて、喉にへばりつく。
水を飲んでも飲んでも喉で詰まる。
もうそのまま溶けて喉を焼けばいい。
早く這い上がりたい、救いあげてほしい。
くるくる回る地球の上で、目が回っている。
地軸の角度にどうしても馴染めないの。
黄泉の国には、意地悪な人がいる?
扇風機を改造すればタケコプターが作れる?
あなたにまた会える?美しいあなた。遠い記憶の中で、夕焼けと共に蘇る甘い香り。
壊れそうな笑顔をなんとかしてこちらに向けたかった。
でもその選択で正しいよ。
もう誰も責めたくない。
劇的に胸に迫る、一瞬の走馬灯、
破壊的な痛み、懐かしみ、懐古。
確かに若い私の目に映った、思い出したくないこれやあれやそれ。
いつまでも魅力的な芳しい砂糖の味、
鮮やかに揺れる緑の葉、青い空を追いかけた黒い自転車、
後ろから迫る怪獣に見向きもせず泳いだ。
タイムマシンがなくても
いつでも会いにおいで
また、痛い痛い冬が来るよ
雪にまみれた静かな朝が来るかもよ
苦しいね
頑張って生きよう
きみも!