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AKB世界選抜総選挙 2018

ニートになって、早数ヶ月。

ベッドからなかなか起きることのできない日の繰り返しで、スマートホンをのぞいても、誰かと連絡を取っているわけでもなければ、SNSもしておらず、本を読む気力も残っていない。

 

そんな時、私はすることがなくて、時間が過ぎるのを待つにはあまりにも時間があって、困っていたが、あるひとつの答えにたどり着いた。

 

それは、AKB48グループのみなさんの情報を追うことだった。インターネットが発達した現在、テレビを持っていなくても、お金をかけなくても、たくさんの情報が手に入った。そして、それらは気軽に見ることができたため、私の心の負担にならずに、私は彼女たちに関する情報を取り込むことができた。

 

 

 

 

以前、AKB48が大ブームを巻き起こしていた時、私もその様子をテレビなどで拝見していた。学生だった当時は、他の学生から、AKBの誰ちゃんがかわいい、または誰ちゃんのことが好きではない、なんて話まで、よく耳に入ってきた。

 

私もテレビを見ながら、渡辺麻友さんの華奢でかわいらしい様子や、柏木由紀さんの人が良さそうなところに好感を持っていた。

 

そして、AKBグループへの、というか、特に、前田敦子さんに対する大バッシングも目にした。彼女はテレビ番組に出るたびに、きっと多忙を極めていたのでしょう、すごく疲れているように見えた。

 

 

どうして、一部の人々はこんなにもひどい言葉で、そんな彼女を罵るのか理由がわからなかった。まだ、彼女のライバルのファンの方々なら、気持ちはわからないでもないけど、きっとそれだけではなかった。

 

 

彼女は、総選挙で言ったあの有名な言葉を聞く限り、自分のファンの方々をのぞいた、日本中から自分は嫌われているのだと感じたのかもしれない。きっと苦しかったと思う。でも、それも理解できるほど、道を歩けば彼女の悪口は聞こえてきた。

 

 

前田敦子さんもそうなのだけれど、特に、当時のAKBグループには、昨今の芸能界には少ない、不器用で、小賢しさやあざとさの少ない性格のメンバーが多いように思っていた。

 

 

つまり、テレビで彼女たちを見るたびハラハラした。彼女たちがまっすぐな性格であるがゆえに、自分がテレビにどう写って、どのような印象を持たれるかを理解していないような行動はあまりに多かった。

 

特に、板野友美さん、そして、今回の選抜総選挙で一位を獲得した、松井珠理奈さんにそれは多いと感じた。この二人は、テレビ越しに、自分を繕うのがうまくないのが伝わってきた。でも、純粋で、いつもひたむきに努力しているのがよくわかった。キレのあるダンスは、練習時間の長さを思わせた。

 

だけど、彼女たちの発言や行動はよく曲解され、彼女たちの本心を置き去りに、アンチファンは容赦なく彼女たちを責め続けた。その後前田敦子さんや板野友美さんは卒業し、それぞれの夢だった活動を続けている。

 

 

 

個人的に、松井玲奈さんは非常に賢くてセルフプロデュースがうまく、自分を客観視している姿が印象に残っている。そして、彼女のセルフプロデュース能力が高すぎたがために、ライバルとして対比されてしまった、全盛期とされるときに、まだ10代前半だった松井珠理奈さんのことが頭に残った。

 

 

彼女は、いわゆる「芸能人向き」ではないんだろうな、と思う。

自らが卒業後に芸能界でステップアップするために、踏み台としてアイドルグループを利用しているわけではとてもないってことは、痛いほど伝わるし、でもそんな彼女の伝えたいことは、時に人々を誤解させてしまう、炎上させてしまう。

 

すごく人気はあるけど、同時にアンチファンの割合がかなり高いメンバーなのだろう。板野さんもそうだったけど、打たれ強そうな見た目がそれに拍車をかける。

 

 

 

 

 

 

そして、その後時は流れた。AKB48はかつてほどの盛り上がりを失ってしまったようだった。時間ができた私は、何かの拍子にAKB48のことを思い出し、暇にかまけて、少しずつ情報を追った。

 

以前と比べ、AKB48のメンバーはセルフプロデュース能力の高い子が多くなったように感じる。それには様々な理由があるだろうが、愛嬌があり、賢くてかわいらしい彼女たちは非常に魅力的だ。

 

 

そんな中、当時と変わらぬ熱さと不器用さでアイドル活動をしている松井珠理奈さんのことが非常に気になった。彼女の発言を目にするたび、なんて裏表がないんだ、自分と同じグループこと、そのグループの後輩たちのことをすごく真摯に考えているのだろうな、と思った。

 

 

かつてよりも、賢いアイドルの集団になったAKB48グループの中で、彼女は異質に見えた。年の離れた篠田麻里子さんに、すごくかわいがられていたという彼女。いつしかグループの中でも年長になり、活動は10年にもなる。

 

でも、当時と変わらぬ、熱い姿、敵が多い彼女の姿を見て、正直、彼女のそんなかわいらしいまっすぐな姿勢にやられました。

 

 

なんとなく、暇を持て余して、のぞいているつもりだったアイドル。でも、私、彼女が一位になって嬉しかった。投票はもちろんしていないし、ファンとは呼べないけど。一位になって、さらに彼女には敵が増えるのかもしれないけど。

 

 

アンチファンには私が騙されているように見えるのだろうし、私はアンチファンの気持ちがわからない。ただ、私も彼らも、松井さんの行動一つ一つに興味を持って振り回される一人なのでしょう。

 

 

無理せず、活動を続けて欲しいなって、そう思ったんです。少しだけ、アイドルファンのみなさんの気持ちがわかりました。確かにこの気持ちは、アイドルよりも、より容姿がいいかもしれないけれど、事務所の意向などで、一人一人の性格が読み取りづらいモデルさんや、女優さんの応援では得づらいかもしれない。

 

好きな女の子は、世界一可愛く見えますね。なるほど、楽しいです。松井さん、応援しています。